東京
「かつお定食」 鰹のドレスに見惚れてしまって醤油をかけるのをすっかり忘れてしまいました。
「タピオカミルクティー」 ほとんどタピオカしか飲むものがなくて、逃げ道を塞がれた気分で怖かったです。
「ろかプレート」 っちゃ美味い。魯肉飯とラムカレーの合体によって、スパイスのハートビートを感じました。
「ネパール料理あれこれ」 っちゃ美味い。日本人が作る料理はCDで、外国人が作る料理はライブだなと思いました。
「オーギョーチー」 店入った瞬間やっぱやめとこっかなと思わせる迫力まで台湾の下町を表現していました。
「中華そば」 っちゃ美味い。鰹と醤油と幸せのピントがしっかり合ってて最高でした。
「チキンビリヤニ」 クスリを全くやってないサイケデリックミュージシャンみたいな一品だと思いました。
「モーニングセット」 出勤ラッシュのサラリーマンを尻目に味わう掟破りの朝ビールです。
「スペシャルセット」 っちゃ美味い。何故か紅茶の香りがするダルカレーから日本人の想像をはるかに超えた世界観を感じました。
「鶏そば」 っちゃ美味い。地下のライブハウスにしか出れなかったラーメンは、今やビルボードでライブが出来るようになったんだなと思いました。
「あいがけカレー」 っちゃ美味い。立って半畳寝て一畳のスペースから果てしないスパイスの宇宙を創っておられました。
「ウズベク風羊肉入り辛口ピラフ」 羊肉の暴れん坊ぶりがたまらない、渋谷系オルタナティブポップピラフ。
「愛玉子」 ファーストシングルの愛玉子よりも、セカンドシングルのかき氷愛玉子の方を頼むべきだった後悔の夏。
「チキンカリー」 神保町のど真ん中で、スパイスがバクチクする。
「腸詰め」 っちゃくちゃ美味い。間違いなく台湾の味がする、東京都渋谷区道玄坂台湾一丁目。
「濃菜麺」 っちゃ美味い。ラーメン右翼とつけめん左翼に警笛を鳴らす一杯。
「ラムキーマとダルのカレー」 っちゃ美味い。もはや庶民に残された夢はグルメしかないと思います。
we all live in a yellow bullet train 「シューマイ弁当」 孤独のグルメで憧れたジェット機能は、10数年前に水蒸気と共に消えた夢であった。
和中折衷「鶏そば」 ラーメン社会の偏差値が上がった昨今、早稲田と言われてももうあまりびっくりしない一杯。
客寄せイカ「朝のサービス握りセット」 っちゃくちゃ美味い。シャリのぬくもりとネタの裸がエロい朝食の情事。
蓮っ葉らしからぬ気品「ぶたもんじゃ」 説明書読まずにプレイしたら、後半で痛い目に遭うゲームのような一品。
外国人の気分で「トクの牛鍋」 甘っま甘い。目力がある人は伊達眼鏡をかけない方がいいなあと思う一品。
お前と会った 仲見世の「あんみつ」 マグニチュード8.5ぐらいの甘さと、津波のように襲ってくる苦いお茶とで逃げ道の無い一品。
「餃子」 アンディ・ウォーホルはテープレコーダーと結婚した。現代人は携帯電話と結婚した。 歌舞伎の事はよくわからんが、伝統芸能の大事さはなんとなくわかる。そんな餃子だと思う。
「チキンカレー」 派遣だからバイトじゃないとか17万しかもらってないのに正社員だとか、そういうアピールしか出来なくなってきたらいよいよやばい。 スパイスカフェとは名ばかりに、スパイスのアタック感は弱めのマイルドなカレー。
「醤油ラーメン」 外側に対して充実する事がないから、余ったエネルギーは内側へ向かうしかない。だからエヴァンゲリオンであり、マトリックスであり、浅野いにおなのだと思う。 こんなイケてる店でイケメンにイケてるラーメンを作られてはぐうの音も出ない。
「和牛ビーフカレー」 「ごはん」 歌がヘタでも曲は作れる。だから厄介だ。 っちゃ美味い。欧風カレーでフルーティーな甘味を押す店はたくさん見たが、このカレーはさらにもう一歩先を行っていると思う。
「ざるそば」 「ホタテ出汁のお吸い物」 人間は真っ直ぐに生きられない。だから歪んだ事を形にするしかない。 ツユはいいんだけど蕎麦がなぁ・・・。
「つけめん」 多分もうガソリンはいらない。太陽とか風とか水とかで何とかなるから。 準備運動、基礎体力申し分ないが、ただそれだけのつけ麺だと思う。食べ方のしきたりが「みさわ」に似ている。
「チキンとバターのカレー」 何となく正しい事を信じる人は多いが、絶対正しい事を信じる人は案外少ない。 辛さで勝負していない所が素晴らしい。ただでさえ美味いのに、バターがさらに居心地をよくさせる。