北海道
「お持ち帰りのみの海鮮丼」 っちゃ美味い。犯罪ギリギリ法律スレスレの500円ランチでした。
「エゾ鹿肉のたたきとカニ味噌」 源平の戦いばりの陸と海のイデオロギー対決を味覚で感じて震えました。
「蕎麦三種盛りとホタテのかき揚げ」 つゆとわさびが仲良くしがちの三角関係を見事に打破したとてつもない蕎麦です。
「寿司9貫あれこれ」 っちゃ美味い。もはや店内は美食の竜宮城となっておりました。
「ホルモンあれこれ」 焼肉とは戦いであるということをカレーの神様は教えてくれました。
「生帆立丼」 こんなにもホタテの顔を真正面から見たのは生まれて初めてでした。
「チキンレッグカリーの巻」 まさか原田マハのさいはての彼女の世界にお邪魔できるとは思いませんでした。
「塩ラーメン」 安藤忠雄が建てたマッスルタワーは空を掴むようにそびえ立っていました。
「マトンのジンギスカン」 っちゃ美味い。地球よりも重いのは、人間の命ではなく羊の命でした。
「鮭の親子丼」 っちゃ美味い。絶対もめそうにない親子関係の絆を舌で感じました。
「おひょうの刺身」 鉄道マニアたちがカメラのシャッター音だけで話し合う無音の会話にしびれました。
「くじらの刺身」 氷の街に繰り出すというのもこれまた乙なものだなと思いました。
「ザンギ」 説明ばっかり増えて会話が減ったなぁと思いました。
「かにラーメン」 スープのテクニックは度外視して、花咲ガニの腕力だけで押し切る力業の一杯です。
「海鮮おこげ」 本気の北海道を見てきた気がしました。
「つぶ貝の煮たやつ」 もはや海外旅行にいってきたような気分になりました。
「黒ハモのから揚げ」 冷たすぎる景色は心が火傷するなと思いました。
「鱈のチャンジャ」 ツアーは動物園に行くような感じで、一人旅は動物園の檻の中に入るような感じだなと思いました。
「オムホエーカレー」 スープカレー的な野菜のキャラクターは残しつつ、欧風カレーに苦味とほろみを足し合わせた北の国ならではのカレーだと思いました。
「ミルクのジェラート」 北海道って北極なんだなと思いました。
「ごぼうと牡蠣のてんぷら」 出たり消えたりする流氷のツンデレっぷりに振り回されっぱなしでした。
「かしわつけもりそば」 温泉こそほんまもんのパワースポットちゃうかなと思いました。
「北海道で売ってるビール三部作」 ファイナルファンタジーのラスボスみたいな風呂でびっくりしました。
「がんがん鍋」 雪に会いに行くってのもなかなか乙なもんだなと思いました。
「桜餅のジェラート」 ホテルの従業員まで外国人だらけでびびりました。
「魚介しぼり醤油」 楽器の数は多いけど音量は小さいラーメンだなと思いました。
「エゾシカバーガー」 もはや熱湯コマーシャルの気分で入る、湖のほとりの野湯でした。
「げんコロと摩周ハイボール」 北海道にて水曜どうでしょうの新作を見るというこれほどの贅沢はないなと思いました。
「寿司あれこれ」 っちゃ美味い。回転していたのはレーンではなく、寿司職人たちのエネルギーでした。
「アーモンドラテ」 網走監獄の囚人達はアイヌ民族ぐらいたくましいと思いました。