マコノヒーの所感

モノクローム・チョコレートというバンドをしています。

「かもめのジョナサン」 リチャード・バック

恐怖心を克服するのは好奇心しかないし、 好奇心を止めるのは恐怖心しかない

「シューゲイザー・ディスク・ガイド」 黒田隆憲 佐藤一道

日本人はファッションやグルメや匂いにはやかましいのに、 聴覚の鈍感さは何とかならんのかね。

「めぞん一刻」 高橋留美子

彼女には、彼氏じゃない男がいる。

「変身」 フランツ・カフカ

朝目が覚めたら、俺は32歳のおっさんだった。

「背信の科学者たち」 ウィリアム・ブロード、ニコラス・ウェイド

何かを拾う度に、何かが後ろポケットから落ちていく。

「ぼくの地球を守って」 日渡早紀

過去の記憶と未来の妄想に振り回されて、いつも今は無重力状態

「小鳥たちのために」 ジョン・ケージ

リズムの一次元、音階の二次元 時間の三次元に、偶然の四次元

「アミ 小さな宇宙人」 エンリケ・バリオス

歴史は繰り返されるのか。 それとも、新たなパターンが始まるのか。

「堕落論」 坂口安吾

天皇、政治、会社、大学、結婚に裏切られて自分の足で立った時、 人は初めて人になる。

宮沢章夫 「東京大学 ノイズ文化論 講義」

常識や道徳やモラルや法律は息苦しい 息継ぎは第七サティアンかライブハウスでしよう

「戦中派不戦日記」 山田 風太郎

個人主義98%とナショナリズム2%でつくられた、のどごしすっきりほろ酔い日記。

「思想への望郷」 寺山 修司

超人たちによる思ー想ーゲーム。

「晩年」 太宰治

やっとつかんだ芸術は、説明を加えた途端に指の隙間からこぼれ落ちてしまう。 熱くなれず、消えることも出来ない自我はどこを彷徨うか。

「リバタリアン宣言」 蔵 研也

個人の 個人による 個人のための哲学。

「なまけ者のさとり方」 タデウス・ゴラス

遠くの親戚より、近くの他人。 理想の世界平和より、現実のストレスフリー。

「ミスター・ヴァーティゴ」 ポール・オースター

子供ってだけでファンタジー。 少年は空を飛んで、ジョブズはIpodを作った。

「孤独のグルメ」  久住 昌之 (原作) 谷口 ジロー (作画)

人は毎日何かに救われている。それに気づくか気づかないかだけだ。

「 お前なんかもう死んでいる 」 有吉 弘行

マッカーサーが天皇を殺さなかったのと同じぐらいの次元で、この人は日本人を理解してると思う。

「善悪の彼岸」 フリードリヒ・ニーチェ

暴走した理性は本能よりも危ない。 言葉を武器として使って、あらゆる方向から敵味方関係なく攻撃してくる凄まじさがある。 大衆が畜群なのは、キリ〇ト教の時代もEX〇LEの時代も変わらないんだなぁ。

「アントニオ猪木の謎」 加治将一

リングを降りてもなお、プロレスは続く。

「私はオバサンになりたい!」  養老孟司 テリー伊藤

みんなで競争してゴールに虎が待ってたら、1位の人が喰われてしまう。 ホリエモンはきっとそういう人だ。

「世界権力者人物図鑑」 副島 隆彦

この世で一番大きな生き物は鯨だ。 それより大きな生き物がいるとしたら、それはきっともっと大きな鯨だ。

「デュシャンは語る」 マルセル・デュシャン

具体的な話はあらゆる人を傷つけるが、抽象的な話はバカな人だけは傷つけなくて済む。 そして哲学は相手が100人の時には無力だが、1対1の時にはその効果を発揮する。

「光る風」 山上たつひこ

「ここらで一発地震でも起きてくれれば儲かるのになぁ・・・」 が本当だとしたら、事実はまさに小説より奇なりだと思う。

「モモ」 ミヒャエル・エンデ

済んだ事を悔やみ、ありもしない将来の事ばかり考え、肝心な毎日はいつも空白だ。

「火の鳥 鳳凰編」 手塚治虫

人を助けるつもりがないのに、誰かを救っている状態が一番エコロジーだ。

「山口組三代目 田岡一雄自伝」 田岡一雄

「はやく大人になりたい・・・」というつぶやきは 「ずっと大学生でいたい・・・」というつぶやきに変わってしまった。 天災、金融パニック、あともう一つ何かが起きた時、21世紀の田岡一雄は現れるか。

「街場のメディア論」 内田樹

デジタル化の答えに大きく一歩近づいた本だと思う。 「これは私の贈り物だと思い込むところから、全てのコミュニケーションは始まる」という分析は本当に泣ける。

「タイタンの妖女」 カート・ヴォネガット・ジュニア

誰にとっても一番不幸な事があるとしたら、それは誰にもなにごとにも利用されない事である。 (抜粋)

「死の壁」 養老孟司

デスノートの死の描写の正反対が九相詩絵巻だ。